2018年8月22日と8月24日に、クックパッド株式会社の本社にて、座談会イベント【Cookpad&You】を開催しました。
座談会のテーマは「脱マンネリ!お弁当作りを楽しむコツ」でした。2日分まとめてレポートします!
Cookpad&Youとは?という方は、こちらの記事をご一読ください♪
お弁当って限られた時間の中で毎日作っていると、ついマンネリしがちですよね。彩り、詰め方、定番のおかずなどなど、イベントを通じて存分に語っていただきました!
- 明日のお弁当から使える知識!クックパッドからのお料理クイズ
- クックパッドスペインからのゲスト
- クックパッドでお弁当といえばこのスタッフ!開発者が語る「みんなのお弁当」アプリ誕生秘話
- 思わず真似したくなる!参加者の皆さんのお弁当アイディア座談会
- ご参加のお礼とクックパッドのミッション紹介
明日のお弁当から使える知識!クックパッドからのお料理クイズ
今回は2日間で少しプログラムが異なりました。8月22日は皆さんで自己紹介を実施した後に、毎回恒例のお料理クイズを実施しました。炊いたご飯に梅干しを入れるより、ご飯を炊くときに梅干しを入れた方が殺菌効果が高まるって、ご存知でしたか?
今回の問題はクックパッドニュースのWebサイトからたくさん引用しました。「お弁当」というカテゴリーには豆知識がたくさん載ってますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
クックパッドスペインからのゲスト
8月24日はこの日のみの特別ゲストとして、クックパッドスペイン(スペインのクックパッド子会社)でコミュニティマネージャーを務めるマリア氏が登場しました。
スペインではここ数年少しずつタッパーで昼食を持参する人は増えてきたもののまだまだメジャーではなく、帰宅して昼食をとる方がまだまだ多いとのこと。そんなスペインのランチやお食事事情をレクチャーしつつ、お弁当にもお薦めのスペインオムレツを振る舞いました。
素朴なおいしさでおかわりをされる方も続出!1児の母でもあるマリアは「スペインでも"おかわり"はお母さんにとって一番嬉しい言葉なんですよ」と嬉しそうでした。
当日作ったレシピはこちらです。
クックパッドでお弁当といえばこのスタッフ!開発者が語る「みんなのお弁当」アプリ誕生秘話
今回のテーマにちなんで、作ったお弁当をクックパッドのレシピ付きで記録・共有するクックパッド発のiPhoneアプリ「みんなのお弁当」の開発担当者の新里が登場しました。トークセッション形式で、開発ストーリーを話しました。
自らがお弁当づくりのアイディア探しに苦戦した経験が開発のきっかけになったとのこと。ただし、開発スタートの際には、習慣的にお弁当を作っていたわけではなかったため、実際にアプリを使う方々の気持ちになるために、どんなに忙しいときでも週4日は欠かさず作るようにしたそうです。すると、たまにお弁当を作る時の悩みと、毎日お弁当を作るときの悩みは種類が異なっていて、やはり毎日作るとマンネリしてくるということを切に実感したとのことでした。
テスト期間を経てアプリは無事リリース。今ではお弁当作りが趣味になったそうです。座談会では、新里が日頃作っているお弁当の写真を貼っていたということもあり、参加者の皆さんから新里にお弁当の工夫ポイントに関する質問がたくさん飛び交いました。
ごはんを詰める位置を時々変えてみる・野菜の切り方を変えてみる・いろんな調味料を活かして味付けを変えてみるなど、早速明日から実践出来そうなアイディアが語られました。
新里は現在みんなのお弁当アプリとともに、動画配信サービスであるcookpadTVのディレクターも担当しています。こちらは生放送で料理家の先生や芸能人の方が料理するのを配信するアプリで、放送を見ながら一緒に作ったり、その場で質問したりも出来ます。お弁当の番組もあって、盛りつけのコツや、かわいいデコ弁の作り方も配信してい流ので、こちらもぜひチェックしてみてください!
思わず真似したくなる!参加者の皆さんのお弁当アイディア座談会
Cookpad&Youのメインコーナー、参加者の皆さんのフリートーク。こちらも2日間まとめてレポートします。
皆さんのお弁当箱のバリエーションは?タイプ別の特性を活かした使い方も
手っ取り早くお弁当のマンネリを脱する方法、ということで思い浮かびやすいのがお弁当箱を変えることですよね。はじめにお弁当箱の使い方をお伺いしたところ、家族それぞれでお弁当を分けている方、使い回しやすいように共同で使っている方と半々くらいの割合でした。
使い分けの際には、長方形からスクエア型に変えたり、形が異なるお弁当箱を使ってみると特に気分転換になるようです。こんなご意見もありました。
お弁当箱を変えて気分を変えることはあります。ただ、気に入ったお弁当箱を集中的に使っていた時期もあります。その頃は毎回お弁当のテーマを考えていました。今日はどういうおかずがメインなのか中心を決めて、そこからレイアウトを変えます。おにぎりを中に入れていくこともありましたね。握ったおにぎりを中心に置いて、周りにおかずを置いたり。
麺類はどうやってお弁当に入れるの?という話題が出たときには、ジップロックコンテナ愛用者からはこんな声が聞かれました。
今って、付属のタレだけでちゃんとほぐれる中華麺が売られているんですよね。うちは、真四角のジップロックコンテナに麺のコーナーと、ワックスペーパーの上に切った野菜や錦糸卵が乗せられたコーナーで構成されたお弁当を持って行かせて、食べるときにその場で混ぜて食べてもらっています。ジップロックだから成せる技なのかもしれません(笑)
朝の忙しい時間にも!お弁当のちょっとした隙間を埋めるコツ
メインのおかずはその時々によって変えているけれど、隙間を埋める方法はマンネリしがち、という方も多いのではないでしょうか。思わず頷いてしまうご意見がたくさんありました。
調理中に時間が出来たときに常備菜を作っている、という方もいらっしゃいましたが、本当に時間がないときの対策も聞くことが出来ました。
すっと冷蔵庫から出せるっていうのが重要だと思います。「隙間が出来た、どうしよう!」というタイミングで、そこからきんぴらを作るといったことはむずかしいですよね。冷蔵庫を開けたらすぐに入れられる、ということで、調理済みのかぼちゃの煮付けのパックや、卵焼きのパックを常備しています。前日に副菜を用意しておくこともありますが、どうしても電子レンジして冷ます時間すらないときもありますからね。
里芋や煮豆の調理済みパックは、晩御飯でも使えるので私も愛用しています。無限ピーマンなんかはしょっちゅう作っていて、タイミングに合わせてお弁当に入れたり晩御飯に出したりしています。
無限ピーマン人気、やはり根強いですね!
あのデザートが保冷剤代わりに?食品を傷みにくくするコツ
まだまだ暑さが猛威をふるう時期に開催されたので、傷みにくいお弁当のコツについても関心が高かったです。時期的に冷凍食品に頼るという方も多かったですが、こんなご意見もありました。
夏じゃなければ、唐揚げとキャベツを一緒に入れて油を吸わせたりします。夏はサンドイッチ弁当が多いですね。
薄型でちょうど保冷剤くらいのサイズのパウチ型ゼリーが出ているので、それを凍らせたものを保冷剤代わりに愛用しています。
ただし、幼稚園や学校によってはゼリーは禁止されているところもあるようです。保冷剤については、可愛らしいものがたくさん売られているので、用意する際のちょっとした楽しみになるという声も聞かれました。
お弁当作りが楽しくなる!便利なグッズたち
便利で頼りになるアイテムがどんどん増えているお弁当グッズの世界。定番アイテムから最新グッズまで、参加者の皆さんのお気に入りアイテムを紹介してもらいました。
目玉のピックをよく使っています。卵焼きに刺すと可愛くなりますよ。
キャラクター物の型抜き海苔が今たくさん売られていますよね。
シリコンの小分けにケースを愛用してます。ケースの色を可愛くしておくと、お弁当の茶色さが軽減されてカラフルになります。
色んな種類のふりかけを揃えることで、マンネリ化を防いでいます。
お子さんを巻き込んで一工夫されている方もいらっしゃいましたよ。
マスキングテープを集めるのが好きで、お弁当にも活用しています。100均で売られているようなピックは高いし使い捨てるのも勿体無いので、爪楊枝にマスキングテープを巻きつけて旗のような形にして、枝豆やポテトを刺しています。毎回子どもにマスキングテープを選んでもらっているのですが、自分が選んだということもあって、野菜でも食べてくれます。
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お子様の成長を実感するきっかけにも。お弁当を作っていてよかった瞬間
フリートークの終盤には、お弁当を始めたきっかけや、続けていてよかったことを振り返っていただきました。
「ランチどきのお店やエレベーターのラッシュに揉まれたくない」と旦那さんに言われたのが作り始めたきっかけでした。
節約になるという理由もありますが、夜は外食が多いので、お昼も外食にしてしまうと体に悪いかなという気がして続けてます。コンビニのものだと添加物がたくさん入っていて気になるので。
コミュニケーションという意味では、子供の成長に伴って変化してきた部分があって。以前は小さいおにぎりを3つ入れてたんですが、それを「大きくしてくれ」と昨日言われました。今は大きいものを頬張って食べるのが楽しい時期になったのかかなって思いました。あと、友達と早く遊びたいから、早く食べられるものにしてなんて言われたこともありますね。食べたいもので成長がわかるってのが面白いですね。
私の主人はあまり肌が綺麗ではなかったのですが、私が作るようにしてから、すごい綺麗になったんですよ。だから、食って大事なんだなと思って、お弁当にもなるべく冷凍食品も使わないようにしています。
たまにお弁当を可愛くすると、子どもが喜んでくれます。帰ってきたときに、「友達から『お弁当はお花が咲いてる』って言われた」なんて報告があるときは嬉しいですね。
健康・節約・ランチタイムの快適さーーご自身のために作っている方も、ご家族のために作っている方も、毎朝のがんばりの先にはいいことがあるとあらためて思い出されたのではないでしょうか。
ご参加のお礼とクックパッドのミッション紹介
参加者の皆さんのお話を受けて、最後にスタッフの渡邉からあらためてなぜ今回のような座談会を開催したのか、クックパッドのミッションを交えてお話しました。
クックパッドのミッションは、「毎日の料理を楽しみにする」です。とはいえ、今日の皆さんのお話を聞いてると、「時間に追われて」ですとか、「そんなこと言ってられない」という場面もたくさんあると思いますし、自分自身も楽しみに出来ているか?と問われると、疑問なところもあります。ですが、お弁当箱を選ぶ楽しさや、つまようじを少し工夫している、ですとか、家族の栄養を気遣ったりといったところに、工夫や頑張りが一つ一つ現れていると思いました。
どんどん便利になって、家電も自動化されていく世の中ですが、その中でも一番クリエイティブな作業って料理だと私は思っています。皆さんの工夫を聞いて、大変ながらも楽しんでいらっしゃる一面もあるなと思いました。
願わくばこれからも「楽しみにする」ようなことをどんどんやっていって欲しいですし、楽しみを絶やさない世界にするために、私たちが実現するお手伝いをしていかなければいけないと思いました。そのためにも、私たちの会社は、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションを掲げています。今皆さんに主に使っていただいている 料理レシピ投稿・検索サービス に限らず、今回新里が話していたような料理動画であったり、お弁当のアプリもそうですし、献立に限らず、片付けや買い物など、皆さん困っていることを手助けすることを、もっともっと考えなければいけないなと思っています。また料理は日本に限った課題ではないので、世界に向けた視点を持っていきます。
もっと皆さんの力になれるようなサービスを考えていくにあたって、今日お聞きしたようなリアルな皆さんの生活の様子が何よりも私たちのヒントになります。今後も一緒に作っていけるもので、お手伝いをお願いしたいことがありましたら、お声かけさせていただいて、そこからいいものを作っていけましたら幸いです。今回のこの機会に限らず、今後ともお付き合いいただけたらなと思います。
スペースの関係上、こちらのレポートに載せられないものもたくさんありましたが、参加者の皆さんがざっくばらんにお話してくださったおかげで、お弁当作りの実態をつぶさに知ることが出来ました。今後のサービス開発に活かしてまいります!
参加者にはお土産として、トートバッグとステッカー、そしてこの会の参加者のためだけに作られた、クックパッド社員がお薦めするお弁当おかずのレシピ冊子をお渡ししました。
誰かのいつもの定番が、他の参加者の明日のお弁当のヒントに。今回のCookpad&Youもそんな会に出来たのではないかと思います。次回は10月に開催予定です。またこちらのページでも参加者募集の告知をいたしますので、お楽しみに!